株式会社オーイーエスのロゴ     株式会社 オーイーエス    米国SciAps社のホームページへ 別ウインドウが開きます    

newバッテリー駆動のハンドヘルドタイプでありながら、
低合金中の炭素の分析はもちろんローカーボンステンレスの判別も可能な
レーザー誘起ブレークダウン分光分析計 SciAps社製 LIBS Zシリーズ

米国SciAps社製ハンドヘルドレーザー誘起ブレークダウン分光分析計Zシリーズは、特許技術であるアルゴンガスパージにより今まで困難であった現場での低合金中の炭素の分析、PMI検査などで要求されるローカーボンステンレスの判別を可能にした世界初のバッテリー駆動可能なハンドヘルド型元素分析計です。もちろんアルミ合金中のシリコン、マグネシウムなどの軽元素の分析も数秒で行えます。



     ハンドヘルドレーザー誘起ブレークダウン分光分析計 LIBZ     

 
トップページ 製品情報 新着情報新着情報 アプリケーション about SciAps 会社案内 お問い合わせ
                                                          English
  レーザー誘起ブレークダウン分光分析法 LIBS ( Laser-induced Breakdown Spectroscopy )とは、パルスレーザーを収束して試料に照射することで、試料表面の一部をプラズマ化し、これが基底状態に戻る際に放出される発光を分光分析(発光分光分析)する分析法です。蛍光X線とは違い、放射線・X線などは一切使用しないため免許や資格など必要なく安全な運用が可能です。またX線管球などの高価な消耗部品を使用しないためランニングコスト面においても非常に優れた装置です。

                           LIBS原理 




newハンドヘルド型レーザー誘起ブレークダウン分光分析計 SciAps社製 LIBZ

 米国SciAps社製ハンドヘルドレーザー誘起ブレークダウン分光分析計Zシリーズは、重量約1.8Kgと軽量で連続使用可能時間約4時間のバッテリーを搭載し、また標準にて予備のバッテリーも1個付属しています。これもまた標準装備のフル充電約3時間の高速充電器を使用することで、終日の連続使用を可能としています。これにより低合金中の炭素の分析、ローカーボンステンレスの判別を含む現場でのPMI検査や構造物の調査、製品の立ち合い試験、スクラップの仕分け作業、アルミニウム合金中のマグネシウム、シリコンなど従来ハンドヘルド蛍光X線では難しかった軽元素の高精度な分析などが可能となりました。



◆特許技術のアルゴンガスパージ

米国SciAps社製ハンドヘルドレーザー誘起ブレークダウン分光分析計Zシリーズは、特許技術であるアルゴンガスパージにより、これまでハンドヘルド機器では難しかった低合金鋼中の炭素を0.12%の検出限界にて分析することが可能となりました(Z-200C)。さらにZ-200C+ではローカーボンステンレスの判別も可能となりました。また同時に軽元素の検出限界の改善も図られ、合金中のマグネシウムの検出限界0.02%、シリコンの検出限界0.15%、アルミニウムの検出限界0.02%などを実現しました。

 
 

Element

原子番号

検出限界

Element

原子番号

検出限界

Li

3

<10

Se

34

0.10%

Be

4

<5

Sr

38

<10

B

5

0.20%

Y

39

<10

C

6

0.12%

Zr

40

0.01%

Na

11

<10

Nb

41

0.05%

Mg

12

0.02%

Mo

42

0.05%

Al

13

0.02%

Ag

47

0.02%

Si

14

0.15%

Cd

48

0.02%

Ti

22

0.02%

Sn

50

0.01%

V

23

0.02%

Sb

51

0.05%

Cr

24

0.05%

Hf

72

0.15%

Mn

25

0.02%

Ta

73

0.15%

Fe

26

0.10%

W

74

0.50%

Co

27

0.10%

Re

75

0.30%

Ni

28

0.05%

Pb

82

0.02%

Cu

29

0.02%

Bi

83

0.05%

Zn

30

0.02%


検出可能元素と検出限界  
 
 
             アルゴンガスキャニスター収納部
           アルゴンガスキャニスター収納部
          LIBZ ディスプレイ部
    5インチタッチモニターを採用(高輝度カラー表示)
           Google Androidで動作 
   
 
■特徴
  • 特許技術であるアルゴンガスパージにより軽元素の正確な分析や炭素の分析、ローカーボンステンレスの判別まで可能
  • 放射線・X線などは一切使用しないため免許や資格など必要なく安全な運用が可能
  • シリコン・マグネシウム・アルミニウムはもちろん、リチウム・ベリリウム・ホウ素・炭素等、ハンドヘルド蛍光X線では測定が難しい軽元素が短時間で測定可能
  • Class 3Bレーザー使用
  • 超高解像度スペクトロメータの採用(190〜950nm)
  • カメラ・ビデオ機能を標準装備
  • 重量約1.8Kg(バッテリ含む)
  • SDD検出器やX線・放射線源など高価な交換部品や消耗品が不要

■用途

  • ローカーボンステンレスの判別を含むPMI検査・PMI試験
  • 鉄(低合金鋼・高合金鋼・各種ステンレス)、鋳鉄、鋳鋼、ニッケル合金、銅、アルミ等の合金に含有される元素を短時間で分析
  • スクラップ材などの炉投入前の選別
  • 製品の出荷検査
  • 材料、展伸材などの受入検査・異材判別(ミックスアップテスト)


ページのトップへ戻る
米国SciAps社製レーザー誘起ブレークダウン分光分析計 LIBZ
固体発光分光分析による金属材料の成分分析・鋼種判別・異材判別・品質管理・工程管理・PMI検査・PAMI検査
株式会社
オーイーエス
〒851-2215 長崎県長崎市鳴見台1-5-14  TEL/FAX 095-850-1095 
Copyright (C) 2009-2010 OES Corporation. All Rights Reserved.